不倫・交際解消・慰謝料問題の解決事例

不貞慰謝料請求

妻からの接触をブロックした事例

事案の概要

 お客様は、5年以上前に会社の同僚男性と不倫をしていたところ、不倫相手の妻に発覚し、妻に謝罪をして慰謝料を支払い、その不倫相手とは別れて、その後、不倫相手とは一切接触を持っていませんでした。しかし、最近になって突然、当時の不倫相手の妻から、お客様が現在も夫と不倫をしているという前提で慰謝料請求する旨の書面が送られてきて、一度は、お客様から妻に対して今は一切接触していないという趣旨の説明を記載した書面で返事をしたものの、再度同じ内容の書面が送られてくる事態となりました。書面内容からはお客様の行動調査をしたと思われる記載もあり、お客様としても怖くなってしまい、どう対応すべきか迷われてご相談にいらっしゃいました。

結論

 当事務所で、妻からの書面内容を確認すると、おそらく夫は現在も別の女性と不倫をしているのは間違いなく、妻はその相手がお客様であると勘違いして書面を送ってきていることが分かりました。また、過去にお客様と夫が不倫関係にあった事実があるため、妻はお客様に執着してしまっており、さらに、夫が不倫をやめようとしないので、精神的に不安定になっている様子も見受けられました。

 そのため、お客様がこのまま自分で対応しても、お客様が説明することは一切信じず、付きまとわれてしまう可能性がありそうでした。

 そこで、当事務所が代理人として介入し、専門家として、お客様の話を聞いて確認をしたところ、現在はお客様と夫との間に接触がないことは間違いないことなど記載をして、妻に書面を出しました。また、これ以上、お客様への接触は控えるようにという忠告も行いました。

 その結果、妻からの接触はなくなり、終了となりました。

 過去に不倫関係にあったり、知人・友人であったということで、実際に現在は接触すらしていないのに、不倫関係を疑われ、書面が送られてくるというケースがあります。その場合、多くは不倫相手の配偶者の思い込みや精神不安が原因となっているため、ご自身で対応しても信じてもらえず、ダラダラと接触が続いてしまうこともあります。
 早めに一度、専門家に相談し、必要に応じて介入してもらうことをお勧めします。