不倫・交際解消・慰謝料問題の解決事例

不貞慰謝料請求

慰謝料請求をブロックした事例

事案の概要

 既婚者である女性からのご相談をうけました。
 お客様は、ある日、お客様の友人男性の妻の代理人弁護士より、お客様と友人男性が不貞行為に及んでいることに基づく慰謝料請求の通知をうけとりました。お客様は、男性と友人関係にあることは事実であり、さらに、お客様自身の夫にはこんなことになっていることを知られたくないということで、対応に迷って、ご相談にいらっしゃいました。

結論

 当事務所にて、代理人弁護士からの書面内容を確認すると、その内容から妻は不倫の確たる証拠を有しているわけではなく、疑わしいと思われるお客様にとりあえず請求してみたという様子がうかがえました。他方で、弁護士に依頼までして請求をしてきていることから、妻の中では確信に近いものがあり、お客様自身で返事をしたところで、簡単に信用してもらえるものではないだろうという予想もできました。

 そのため、当事務所が代理人として、妻の代理人宛に、お客様と夫は不倫関係にはないこと、それでも不倫関係にあると主張されるなら、根拠を示してほしいと連絡をしました。
 その結果、以後、妻からも代理人からも連絡はなくなり、沈静化して終了となりました。

 本件のように勘違いで請求をされた場合でも、受け取った側としては気持ちが悪いものですし、妻が思い込んでいると、お客様自身で返事をしても繰り返し請求が来てしまうリスクもあります。また、このような連絡が来てしまっている中で、友人男性と連絡をとって自分たちで解決しようとすると余計に話がこじれる可能性もあります。
 このようなケースでもご自身での対応でよいか、専門家に返事を任せた方が良いかは状況によりけりですので、ご自身で返事をされる前に一度、専門家に相談することをお勧めします。